お葬式(Ngaben)以前に行われる簡素な火葬式 ※閲覧注意
昨日はサカ暦でみるとお葬式に最適な日。
ウブド市内でも私の村でもお葬式がありました。
バリのお葬式は基本的には個人ではなく村単位で行います。
詳しくはバリバビブログvol.1のこちら↓に書いてあるので読んでみてねー(* ̄・・ ̄*)ノ
お葬式の準備中・お葬式本番①・お葬式本番②
お葬式は人生最大のイベント。
神の元へ行き、そして生まれ変わる準備をするための旅立ちなのです。
だから、費用と時間をかけてとても盛大に故人を送り出します。
本来ならば亡くなった直後は土葬にして何年か後に行われる村の合同葬儀の際に火葬されます。
日本の荼毘に付すのとはまた違うものです。お葬式本番②に火葬写真があります。
私もこういった火葬は何度か見てきましたが、違った火葬にも参列したことがあります。
※ ここからその火葬の時の写真を載せていきます。
故人の姿もありますので見たくない方はお気をつけください。
3年ほど前に親戚の女性がまだ40そこそこで子宮がんで亡くなりました。
そして、彼女は土葬ではなく火葬を望みました。
亡くなって直後の簡易火葬にも準備のために3日ほど時間がかかります。
その後、村の火葬場ではなく、土葬のための場所で火葬されました。
自宅で火葬場へ向かう前の準備
中央の二人は故人の息子さんと娘さん。
準備が整い、今から火葬される場所に向かいます。
棺には故人の生前の写真
本番のお葬式ではなく土葬の代わりの火葬なので簡易に行われるんですが・・・
こんなのでキレイに火葬できるものなのか?と一人不安に思ってた私。
それに、なんだか故人がかわいそうで・・・。
最後のお別れです。
村の人たちは思い思いの場所で見守ります。
そして、火葬・・・・・
この一連の儀式は本当のお葬式ではなく、あくまでもその前段階です。
後に行われる盛大な村の合同葬儀までの肉体の処理・・・といった感じでしょうか。
精神(魂)の葬儀、最後の合同葬儀こそが本当のお葬式なので。
先にも述べましたが、バリのお葬式というのは人生最後の最大イベントです。
悲しみよりにぎやかに送り出すものです。
しかし、この場合はその葬儀の前段階、亡くなってすぐでしたので
にぎやかに、というよりはやっぱり悲しみの中、執り行われた火葬式でした。
今回、この記事を載せるにあたり、問題はない?
と家族、親戚に聞いてみましたが、
「みんなで送り出すことはいいことだから、全く問題ない。ありがとう。」
とお礼まで・・・・。
バリのお葬式、いつまで経っても私は慣れない風習です。
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ー 今日のひと言 ー
「肉体はいつかは滅びる。が、魂は滅びず。」(-人-)
「Tubuh suatu hari nanti akan binasa. Tetapi, jiwa tidak binasa..」